かつらで気持ちが若返る

一昔前まではかつらの製品自体の未熟さもあってか、とくにかつらをつけている中年男性はだいたいわかりました。
まず色が黒すぎたり、茶色っぽかったりと人工的で、また生え際が不自然だったからです。
最近は技術が向上しているのでしょう。一瞥ですぐにかつらと分かる人は少なくなりました。
以前はかつらはまだ30-40代くらいなのに、髪の毛だけが薄くてふけて見える人がつけていたように記憶しています。
50-60代になれば頭が薄くなっても当たり前で、年齢相応に見えればいいので別にかつらをつける必要はないという考え方だったからでしょう。
しかし芸能人などで70歳以上なのに、黒々ふさふさとした髪をしている人がたくさんいます。
たぶんかつらをつけているのだと思います。
芸能人や政治家など年齢より若くみられたい職業に人は、かつらにかぎらず、髪を黒く染めているいる人が多いようです。
例えば安倍政権の麻生財務大臣は72才ですが、髪は黒々としてとてもその年には見えません。
俳優の加山雄三も70歳をゆうに超えているはずですが、髪は黒々として60代にみえます。
これは髪を黒く染めることで、人から若くみられたいというのが第一の目的だと思いますが、一方ではそのような若く見える自分を鏡で見ることで、自分はまだ若いと自己暗示をかけていることも見逃せません。
病気をしている老人女性に化粧をすると、元気になるといいますが、やはり若く見える自分を見ていると、気持ちも若返る効果がたしかにあるのだと思いたくなります。
私は現在50代後半の男性ですがはげる体質ではなく、白髪になるタイプです。
白髪はまだそんなに目立ちませんが、このまま増えていっても絶対に黒く染めたりしないつもりでした。
自然のまま老いるのが正しい年の取り方のように、思っていたからです。
しかし最近髪を染めることで、自分の気持ちが若返るのならば、将来60代になってから、髪を染める選択肢もあると思うようになってきました。
私ははげるタイプではないので、かつらはつけませんが、もし十分がはげる方のタイプだったら、60代に入ったらかつらにしてもいいという選択をする可能性があるということです。
また抗がん剤治療によって髪の毛が抜けるので、かつらをつけているがん患者も多いと聞きます。これも人からの見た目を第一に考えてのことですが、自分が若く見えて、気持ちに張りが出てくる効果もありそうです。
こうしてみるとかつらは今後私達の人生を前向きにしてくれる大切な小道具に思えてきました。